いざアメリカ大使館。いざビザ申請。

2011年10月25日 │ アメリカビザ │ コメント(2)

昨日、仕事終わりにそのまま空港へ走って東京に移動。
ホテルはアメリカ大使館まで徒歩10分の、東横イン 溜池山王駅官邸南にお世話になりました。
さあ、行くよ!アメリカ観光ビザ申請っ!!

移動

予約は8:15なので、念のため7:45頃に出発。
大使館は溜池山王駅13番出口が近いので、8番出口から駅の中に入って移動。
大使館の中には持ち込めない荷物があるので、手続きに不要なものは駅のコインロッカーに預ける事に。
ちなみにコインロッカーは改札近くのベーグル屋の斜め向かいにしか無いようですので、見かけたらすぐ預けてしまいましょう。
↑もっと近くにあるだろうと13番出口まで行ってみて、結局戻ってくる羽目になった人

13番出口を出たら、向いてる方向からUターンして進みます。最初にぶつかる信号を渡らないで右方向へ。
暫く道なりに進むと厳重な警備のアメリカ大使館がどーんと登場。
…すごいなぁ。札幌の中国領事館を想像してたから予想外に大きかった。
警備員もなんとまぁたくさん。

手荷物検査

大使館の前、向かって右側に小さな建物(手荷物検査場)があり、そこに向かって既に50人前後の人が並んでました。
途中に小さなカゴが置いてあり、預けなくてはならない荷物をそれに入れて持ってくるよう書かれてあります。
検査場建物の前には警備員さんがいて、飲食物を持っていないかと、書類の簡単なチェック。
飲食物を持っていた場合、そこで廃棄処分またはクーラーボックスに預けることになります。
まぁ、極力持ち込まない方がラクそうです。
(大使館の中に入ると自動販売機があるので、そちらでの購入をおすすめします)

チェックが終わると、検査場建物の入り口前に並ぶように指示され、検査場内が空くと中に通して貰えます。
空港の検査場と同じように、本人はゲートをくぐり、荷物はX線検査に。

このX線検査、かなり厳しいチェックになります。
私の少し前の方の鞄にメモリースティックが入っていたようなのですが、ご本人に身に覚えが無くて、探っても見つからない。
少し物を出してはX線に再度掛け…の繰り返し。
見逃して貰う事もなく、後ろで待っている人たちが先に通して貰える事もなく、延々と待たされます。
自分の為にも、他の方の為にも、本当に必要なもの以外は持っていかないべきですね。

ゲートを抜けて荷物を受け取ったら、持ち込み不可の荷物(私は携帯電話)を預け、受け取りの番号札を貰います。

大使館入口での再チェック

手荷物検査場から出て道なりに進むと、査証申請の入り口があるのでそこへ入ります。
まずは職員による書類不備チェック。
私の場合はファイルに挟んでいた通帳を抜き出され、「これは大切なものですからお返しします」と返されました。
面談の時にまた見せるのかな?、と思いつつ受け取り。
後は(鞄に入らなくて不便だったので)二つ折りにしていたレターパックを元に戻されたぐらい。

「書類はこれで問題ないので、左の扉の前で再度荷物のチェックを受けて下さいね。
 中に入ったら1番窓口にファイルを出してください。」

と言われて扉の前へ。
警備員の方に鞄を渡しチェックして貰って、OKだったら中に入れて貰えます。
ちなみに、手帳の留め具もはずして中に不審物が無いかまでチェックしてました。
結構細かいです。

やっと査証申請へ

査証申請の部屋に入ると、1~10までの番号のついた窓口がありました。
映画とか美術館で、売り子さんがアクリル板の向こうに居るような作り。
アクリル板の下側にスペースが開いてて書類を受け渡せるようになっています。

まずは1番窓口へ行ってファイルを渡すと、番号が印刷されたレシートを受け取ります。
1~10までの窓口番号の表がモニターに表示されていて、そこに自分の番号が表示されたら窓口に来てね、っていう仕組み。

待合のイスはだいたい150席ぐらいかな?
私が入った時は半分ぐらいが埋まっていました。
その他の設備はジュースの自動販売機と、証明写真機と、お手洗い、テレビ、番号表示用のモニター。
証明写真機があるのは流石。写真の不備、多そうだもんね。

待つ事30分で一度目の呼出。
窓口は中国系らしき女性が居て、「Hello」と。
思わず「Hello」って答えちゃったけど、英語で話されても困るなーと思っていたら中国語で説明されちゃいました^^;
「す、すみません。日本語でも、いいですか?」と聞いたら笑顔で日本語ですねー、と返してくれました。

ここでは指紋を取るとの事。
窓口のすぐ横に小さな機械があって、そこに手を乗せるとスキャンしてくれるようになっています。
最初に左手の親指以外の4本を。
次に右手の親指以外の4本を。
最後に両手の親指を、それぞれスキャンしてもらって完了。

「面談はまた後なので、それまでまた座って待っててね」

と言われ待合に戻りました。

呼び出しの番号を見ていた所、順番がバラバラで自分より後の人が随分呼ばれるなーと思ったのですが、
●書類に不備・不明点があった場合
●書類に不備がなく、指紋採取に呼ばれる場合
●指紋採取が完了し、面談に呼ばれる場合
の3タイプがあるようです。
書類不備の人が結構多いって事ですね。

さて、指紋採取から15分後、呼び出し。
今度は1つの窓口に私を含め3人が一度に呼ばれました。
最初がフィリピン系の男性、真ん中が私、後ろは日本人の男性。
最初の男性は2~3分話して何やら紙を受け取って行きました。
…これ何だろう?面接?それとも書類不備??

どきどきしつつ窓口へ行くと、中国系の男性領事さんが中国語で何やら話しかけてきました。
ここでも「す、すみませ。ニホンゴでもいいです、か…?」とお願い。
本当にすみません、わざわざ中国系の領事さんの所に回してくれたんだろうに…。うう。

そしてやっぱり面談だったようで、こんな質問がされました。

・日本に来てどのぐらい?
・(日本で生まれたと言ったせいか)お父さんはいつ日本に来たの?
・(父も日本生まれと答えたせいか)お父さんはパスポートない?あなたもこれが初めてのパスポート?
・日本のどこで生まれたの?
・日本以外にはまだ出た事がない?
・職業は?
・アメリカへ行く目的は?

それぞれの質問に答えた所で英語だらけの紙を渡され、

「ビザの申請が通りました。ビザは郵送しますから1週間程お待ちください。」

…えっ。終わり?ホント?い、いいの?いいの?これで終わり??
通帳とか見せて無いよ?後で怒らない??

待合のイスに座って、貰った紙を見返した所、日本語訳も書かれていて「ビザの申請を受け付けました」とな。
イエッス!!終わった!!やっと手続き終わったー!!

預けた荷物の受け取り

査証部屋から出て、再度手荷物検査場へ戻り、番号札を渡して荷物の引き取り。
「お疲れ様でしたー」と言ってくれた警備員のおっちゃんの笑顔がすごく嬉しい。
だって道のり長くて本当に疲れたんだものー

これで無事に手続き完了。
私はトータルで1時間程度で出て来られました。
2~3時間待つと聞いていたので予想外の早さ。
恐らく不備があった人たちのズレがどんどん溜まって行くのだと思うので、予約時間が早い方がスムーズに進むと思います。

いやー、当初はこんな手続き自力じゃ無理だと思ったよ。
でもやれば出来るもんだね。
日本語しかできない外国籍のみんな、諦めないで頑張って!

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